高尾山新歓下見 4月

こんにちは、部長です。

先日高尾山新歓の下見に行ってきましたので今日はその報告をします!

今回の参加者は三人。高尾山口駅に集合し、一号路を登り始めると、さっそくイボタガ(たぶん)の死骸を見つけました。鱗粉がとれてセミのようになっていますが、少しだけさざ波模様が見えます。数少ない私が知っている蛾のうちの一つです。



登山道脇のアリジゴクや獣の糞を観察しながら山を登ります。


ナナフシの仲間の幼虫

登山中にはキビタキ、コサメビタキといった夏鳥を見つけました。他にも姿は見えませんでしたが、オオルリやイカル、ヒガラ、センダイムシクイ、ヤブサメなど様々な野鳥のさえずりを聞くことができました。

キビタキ

コサメビタキ

寄り道が多かったので、登頂する前に日が暮れフクロウが鳴き始めました。その後も登山を続けるとフクロウがとにかくたくさん鳴いていて、同時に3方向からフクロウの声が聞こえてくることもありました(姿も何度か見えました!)。また、メスの「ギャッ、ギャッ」という声も聞くことができ皆大満足でした。

フクロウの後ろ姿

フクロウが鳴き始めてから少し山道を登りましたが帰りの時間もあるので登頂をあきらめ引き返すことに。

ここからは下山しながら哺乳類を探します。

夜の高尾山では、立ち止まって耳を澄ますとネズミらしき小さな足音、中型哺乳類が落ち葉の上を走る足音、ムササビが葉を食べる音(むしる音?)が聞こえてきます。今回の下見でもたくさんの哺乳類の気配が感じられました。しかし、運が悪かったのか姿を現してくれることは少なかったです。それでも林内を飛ぶムササビらしき影とノネズミが巣穴に入る瞬間を見ることができました。本番ではアナグマやテンに期待したいところです。

下山後には水辺の生き物を探し、ヤマアカガエルの成体と卵塊が見つかり、少し観察をして駅へ向かいました。その途中で、ハクビシンが登場してくれ、不調だった中型哺乳類もなんとか確認できました。




今回の下見は予想以上に時間がかかってしまったので、新歓本番の開始時間を少し早めようと思いました。また、麓でカジカガエルが鳴いていたので時間があれば探して新入生に見せてあげたいなと思います。



※夜の哺乳類観察のときは懐中電灯の明かりを直接当てるのは控え、赤いセロハンや下敷きを付けて赤い光で観察するようにしましょう。

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