学生バードソン2018~ゼルコバ編~



学生バードソン2018 ~ゼルコバ編~



こんにちは。地域生態システム学科二年の鈴木です。

野生動物研究会として学生バードソンに参加してきたので、その報告をします。


まず、学生バードソンとは3人1組のチームを作って一日バードウォッチングをし、その後に募金を行い、観察種数と募金額を競う競技です。6月3日に全国で一斉にバードウォッチングが行われ、野生動物研究会からも、イソロイシンとゼルコバの2チームが参加しました。


このページでは、ゼルコバのバードウォッチング結果を報告します。


ゼルコバは


高尾山(六号路→一号路)
多摩川中流(京王線聖蹟桜ヶ丘駅→JR南多摩駅)
葛西臨海公園

のルートでバードウォッチングをしてきました


最初に行った高尾山では六号路でサンコウチョウ、ヤブサメなど夏鳥のさえずりを聞くことができました。カラ類の声がよくきこえたのですが、声で識別できる人がチームにいないということが発覚。仕方なく、目視確認できたシジュウカラとヤマガラのみ記録しました。帰りの一号路ではキクイタダキのさえずりとコサメビタキを確認しました。キクイタダキ、夏場は高標高地で繁殖するものと思っていたので驚きました。キビタキは姿を見られなかったものの、至る所でさえずっていました。高尾山口駅のそばの川ではいつもカワガラスがいるのですが、この日は姿を現しません。カワガラスはあきらめて、電車で多摩川へと向かいます。


聖蹟桜ヶ丘駅を降りて少し歩き、多摩川中流に到着。すぐにシラサギ三種を発見し幸先の良いスタートとなりました。上空をツバメ、イワツバメが飛び交い、ヒバリ、セッカ、オオヨシキリのさえずりが河原の方から聞こえてきます。夏ですねー。そんなのどかな河原をチョウゲンボウが通過。一羽のツバメがビチュビチュとチョウゲンボウを追いかけます。よく見るとチョウゲンボウは何かを持っていました(たぶんツバメ。モビングしていたツバメとはつがいだったのか…)。

チョウゲンボウ
        



チョウゲンボウを観察してしばらく未観察の鳥は現れません。多摩川中流も終盤に近付いたところでオオタカが出現し上空を旋回。やっぱりハイタカ属はかっこいい。

オオタカ



最後に葛西臨海公園に行きました。まず、対岸の渚の鳥を探すのですが、遠くて見えません。カモメ類とシギ類とカワウがいるのがなんとなく見えましたが、シギ類は識別できるほどよく見えず、かろうじて分かったのはオレンジの嘴をもつミヤコドリだけ。フィールドスコープ持っているチームはちゃんと見れているんだろうなぁ。最後に鳥類園で見ていなかったコチドリやオナガを追加して終了です。

コアジサシ
        

在来種は計48種類観察できました!!

  高尾山 多摩川 葛西
アオゲラ    
アオサギ  
イソシギ    
イワツバメ
ウグイス    
ウミネコ    
エナガ    
オオタカ    
オオバン    
オオヨシキリ  
オナガ    
カイツブリ    
カルガモ
カワウ  
カワラヒワ    
キアシシギ    
キクイタダキ    
キジ    
キジバト    
キセキレイ    
キビタキ    
コアジサシ    
コサギ  
コサメビタキ    
コチドリ    
サンコウチョウ    
シジュウカラ    
スズガモ    
スズメ
セッカ    
ダイサギ  
チュウサギ    
チョウゲンボウ    
ツバメ
トビ  
ハクセキレイ  
ハシブトガラス
ハシボソガラス    
ヒバリ    
ヒヨドリ
ホオジロ    
ホトトギス    
ミサゴ    
ミヤコドリ    
ムクドリ  
メジロ    
ヤブサメ    
ヤマガラ    
(ガビチョウ)    
(ドバト)    
(〇:目で確認  △:耳で確認)



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